公開情報

財団事業公開情報 多文化共生の推進と日本語普及 言語の調査研究活動 異文化理解の促進

事業計画書

第46期事業計画書

自 2018年 4月 1日
至 2019年 3月31日

はじめに

 20世紀は戦争の世紀と言われますが,21世紀はテクノロジーの世紀ではないでしょうか。宇宙飛行士の毛利衛さんは「宇宙から国境線は見えなかった」と言いました。 先端技術で繋がった地球はボーダーレスになり,それをグローバルと言います。しかし現実には,人種,歴史,宗教,経済格差など,さまざまなボーダーが存在します。 だから今こそ,“Interact=人と人とが交わる”という意味を込めて "International"という言葉を大切にしたいと思っています。今世界には“Diversity=多様性”を相互に尊重し合うことが必要で求められています。

 ラボ国際交流のキイワードの一つが "Rowing to Another Dawn. もうひとつの夜明けをめざして"です。交通手段の発達した現代では,特に日本と外国の行き来のためには主に飛行機を使いますが, 飛行機は二点間を飛ぶ,ある意味でデジタルな技術です。しかしラボ国際交流は,手にオールを持って大海原を漕ぎ水平線を目指す,"Rowing" でなくてはならない。 つまりアナログ的に様々な体験を経ながら,目標を目指すことに価値を求めます。それは,人にはデジタル技術でバーチャルに世界が結ばれた現代でも,リアリティが大切と考えるからです。

 国際交流への参加の機会を得ることは誰にでも与えられるものではありません。だからこそラボ国際交流に参加ができる機会に恵まれた子どもたちには,将来世界を五感で捉え,様々な人と結んでボーダーレスな世界を創っていって欲しいと願います。 その際のポイントは“Share,シェア=共有と分配”ではないでしょうか。少しずつではありますが,“Fair Trade”“Global Citizenship”といった,狭隘なNationalism に囚われない,Liberal な価値観が世界に浸透しつつあります。 国連はSDGs を採択しましたが,一歩立ち止まって考えたいのはSustainable Development の本当の意味でしょう。経済のグローバル化が膨大な経済格差を生み,環境を破壊してきたことに注視しなくてはいけません。 そういう意味でラボ国際交流に参加をする子どもたちには”Dual Eyes=複眼”の視点を持ち,是非,平和なグローバル社会に生きる”民際人” として人生を歩んでいって欲しいと思います。その羅針盤が1972年にスタートし,47年目を迎える青少年国際交流事業です。

 今年,青少年国際交流事業では春の中国交流,夏のアメリカ・カナダ・オーストラリア・ニュージーランド・韓国5ヶ国でのホームステイ交流,および米国オレゴン州での国際キャンプに,全国の中学生・高校生約600名強が参加します。 高校留学プログラムでは,30名の高校生がアメリカ・カナダで約1年間の留学生活を予定しています。外国青少年受入れでは,北米を中心に6ヶ国から約100名の青少年が来日し,ラボ会員家庭で家族の一員としてホームステイを行います。

 言語の調査研究活動では,受講生の便宜を図るために東京言語研究所の主たる事業である理論講座学言語の時間割を大幅に改変し,受講生の増加を目指します。また春季講座では,2日間で幅広い領域にわたる講義を展開します。 そのほかに,広く言語学に触れる機会としての公開講座,夏季講座,一つの専門領域を学ぶ集中講義を開催予定です。

 多文化共生のための日本語普及と支援活動では,外国人のための日本語本科コース,外国青少年のための短期日本語研修,ボランティア市民への日本語教育指導などを実施します。 日本語本科コースは10の国と地域から約90名の学習者が初級から上級までの各レベルに分かれ,日本語を学ぶ予定です。地域支援活動では,川口市民を対象とした「日本語ボランティア入門講座」の開催,中高年を対象にした市民講座『「盛人大学」国際コース』への講師派遣を行います。

 今年度の具体的な事業計画は以下のとおりです。

1. 青少年の国際交流活動 ~ ホームステイ相互交流
a. アメリカとの交流

 47年目を迎えたアメリカ交流は,7月下旬から8月下旬まで4週間,引率者を含め中学生・高校生の当法人会員521名が全米23州にホームステイします。 提携団体は,米国4-H,ペンシルバニア州メノナイト協会,ユタ州プレミアム・インターナショナルなどです。
 また,今夏,3週間の日本語研修プログラム受講者を含め,15州より約45名の青少年が来日予定です。来日者は全国各地の当法人会員宅に4週間ホームステイしながら日本の青少年と交流します。

b. カナダとの交流

 44年目を迎えたカナダ交流は,7月下旬から8月下旬まで4週間,引率者を含め中学生・高校生の当法人会員35名がカナダのBC州,AB州,MB州,ON州の4州を訪問します。 提携団体はカナダ4-H,カナダ青少年交流委員会,コンタクトカナダの3団体です。
 また,今夏3週間の日本語研修プログラム受講者を含め,6名の青少年が来日予定です。全国各地の当法人会員宅に4週間ホームステイしながら,日本の青少年と交流します。

c. オーストラリアとの交流

 36年目を迎えたオーストラリアとの交流は,7月下旬から8月中旬まで,引率者を含み,高校生の当法人会員11名がニューサウスウエールズ州のシドニーおよび近郊都市の学校を訪問する予定です。 参加者は日本語を学習しているオーストラリア高校生宅にホームステイをしながら現地校に通学します。提携団体はニューサウスウエールズ州の協力校です。
 また今冬,高校生10名が来日予定です。当法人の会員宅に3週間ホームステイをしながら,ホストと一緒に通学したり,日本のお正月を楽しみます。日本文化に触れ,同世代の青少年と交流します。

d. ニュージーランドとの交流

 17年目を迎えたニュージーランドとの交流は,7月下旬から8月下旬まで3週間,引率者を含め中学生・高校生及の当法人の会員48名が北島のタウランガとダーガビルを訪問します。 参加者は,同世代のホストがいる家庭にホームステイしながら,ホストフレンドと一緒に現地の公立学校に通学します。タウランガでは受入れ協力団体「レッツホームステイ」が中心になり, タウランガ市の提携中学校(タウランガ・インターミディエット),高校(タウランガ・ボーイズ・カレッジ,タウランガ・ガールズ・カレッジ)が提携校となります。 ダーガビルではナビ・アウトドアツアーズの協力のもと,ダーガービル・ハイスクールが提携校となり参加者を派遣します。
 また今冬,青少年7名が来日予定です。当法人の会員宅に3週間ホームステイしながら,学校訪問や日本のお正月を体験し,同世代の青少年と交流します。

e. 中国との交流

 33年目となる中国との交流は,3月24日から4月2日まで9泊10日間,引率者を含め小学高学年・中学生・高校生・大学生・大人の当法人の会員23名が上海と北京を訪問します。 提携校は,北京月壇中学と上海外国語大学付属外国語学校です。上海と北京,それぞれの学校の生徒宅にホームステイを4泊行い,ホストと一緒に通学,中国の青少年と交流し相互理解の促進と友情を育みます。
 今夏,7月下旬から約3週間,北京月壇中学から12名,上海外国語大学付属外国語学校から6名の学生・引率教師が来日予定です。当法人の会員宅にホームステイしながら全国各地の青少年と交流します。

f. 韓国との交流

 再開19年目の韓国との交流は,7月下旬から10日間,引率者を含め小学生高学年と中学生・高校生・大人の当法人会員31名がソウルを訪問します。 提携団体は,「社団法人韓国ラボ」です。参加者は韓国ラボの会員家庭でホームステイをおこない,またキャンプでも現地の青少年と交流します。
 今夏,7月下旬から11日間,30名の韓国ラボ会員の小学生と中学生が来日予定です。全国各地の当法人会員宅にホームステイしながら日本の青少年と交流します。

g. オレゴン国際キャンプ

 22年目のオレゴン国際キャンプは,7月下旬から8月中旬まで3週間,引率者を含む小学生・中学生・高校生の当法人の会員17名が青少年国際キャンプに参加します。 期間中,毎日実施されるハイキング,大自然のなかでの川下り,洞窟探検,自然観察,生物観察,化石収集,海洋生物観察など幅広い活動に参加します。 野外活動を通じて自然の中での協力意識を育てながらキャンプリーダーとしてのスキルを身につけ,自然との共生への理解を深めます。 キャンプには同世代のアメリカ人学生が参加し,日本の参加者と交流します。アメリカ人と友情を育み,相互理解を促進する機会となります。
 提携団体はオレゴン州ポートランドに本部を置くオレゴン科学産業博物館(OMSI)です。

h. ブルネイ交流

 ラボ国際交流には英語圏との交流,日本近隣の北東アジアとの交流がありますが,東南アジア,またイスラム圏との継続的な交流はありませんでした。 ブルネイは東南アジアのイスラム国家ですが,在ブルネイ日本大使館にラボのOGがいて,ブルネイ交流の仲介を行ってくれました。ブルネイは小学生でも英語の運用能力は高いとのことです。 今期は5月に普通会員であるラボ・テューターを現地視察に派遣し,来期の夏に小学校高学年から短期プログラムとして準備を進めてまいります。

i. 2020東京オリンピックでの国際ユースキャンプ

 オリンピック憲章第47条に,「OCOG(オリンピック組織委員会)はIOC理事会の許可を得て,自己の責任においてオリンピック競技大会の機会に,国際ユースキャンプを催すことができる」とあります。 前回1964年の東京オリンピックの時も,15歳から25歳の世界からの青少年,約1,000名が東京学芸大学を宿舎として,世界青少年キャンプを行っています。最近では,ロンドンオリンピック,長野オリンピックやピョンチャンオリンピックでもユースキャンプが行われています。 世界キャンプ会議の理事でもある当財団の師岡文男議員の協力の下,日本の青少年教育団体と連携して,2020年の国際ユースキャンプをオリンピックの正式ロゴを使用できる公認プログラムとして実施できるよう準備していきます。
 第44期決算において,公益目的事業において黒字が生じ,内閣府の相談会や事前の確認を経た上で,理事会と評議員会の決議をもって一千万円を基本財産に組み入れることとしました。 しかしその後,あらためて内閣府より連絡が有り,公益目的事業において生じた黒字は公益目的事業を拡大するなど,計画的に黒字を解消するための具体的な方策を検討し,機関決定を経て,事業計画書や予算に盛り込むこととの指導が有りました。 よってこの一千万円を5月の第45期決算に置いて特定費用準備金とし,この2020年のユースキャンプに使用していくようにします。

2.青少年の国際交流活動 ~ 長期交流プログラム
a.高校留学プログラム

 31年目を迎えたラボ高校留学プログラムは,過去1,314名の高校生を海外に派遣してきました。
高校生年代の若者にとって,外国での約一年間にわたる長期異文化体験は強烈なインパクトを与え,その後の人生に大きな影響をあたえています。
 今夏,当法人会員の第31期留学生30名(アメリカ:19名 カナダ:11名)がアメリカとカナダの高校に1年間留学します。準備活動の一環として,親子オリエンテーション,全国事前研修合宿等の事前準備活動に参加します。 米国への留学生は,7月下旬よりグループで日本を出発後,受入れ団体のオリエンテーションに参加します。その後,それぞれの留学先へ移動し,ホームステイをしながら現地の公立高校に1年間留学することになります。 カナダへの留学生は,8月下旬に出発しブリティシュコロンビア州バンクーバーで英語研修に参加した後,各州・各地区の教育学区の公立高校に,ホームステイをしながら1年間留学します。
 第30期米国留学生(2017. 7~2018.6)34名は,それぞれに留学生活を送っており,6月にシアトルで帰国プログラムに参加した後に帰国予定です。カナダ留学生は6月下旬にバンクーバーで帰国前プログラムに参加した後に帰国予定です。
 米国の留学提携団体は,米国国際教育旅行基準協会(CSIET)認可されている非営利団体―米国4-H,PAX,Aspect Foundationの3団体です。カナダの提携団体は,各州・各地区の教育委員会です。

b. 高校留学のための通信教育「ブリッジ・プログラム」

 通信教育コース「ブリッジプログラム」は,高校留学をめざす者だけでなく,英語に興味をもつ中学生,高校生を対象に英語聴解力・文法・読解力を身につけることを目的に実施してきました。 しかし今季は,大幅な内容の改定を図るためにプログラムの実施を休止し,中学生,高校生会員に向けて全面展開を図るために新たな教材を開発しているところです。 カナダ留学生を対象にモニタリングを行いつつ,内容の充実を図り,次年度につなげていきます。

c.大学生年代の交流―インターンプログラム

 今年31周年を迎えるラボ・インターンプログラムでは,諸外国から4名の大学生年代の学生を招聘します。 来日者は,1年間日本人家庭にホームステイしながら,日本語学習・各自の日本文化研究・青少年との交流・海外青少年の受入れプログラム対応などの活動に参加します。 日本文化研究については,各自が興味をもつ日本文化について,学習・研究をおこない,帰国前にその研究成果を発表します。
 現在,北米インターン3名(アメリカ2名,カナダ1名),オセアニアインターン1名(オーストラリア)が滞在中です。北米インターンは8月に帰国し,オセアニアインターンは来年1月に帰国予定です。 本年9月には,あらたに北米から3名,来年2月にはオセアニアから1名が来日予定です。1年間のホームステイによる日本滞在を終えて帰国後,あらためて来日し日本の大学への進学や就職する既参加者もいます。 ラボ・インターンプログラムは,参加者の人生に大きな影響・刺激を与えています。

3.その他
a.2018年度ラボ国際交流のつどいの開催

 全国8ヶ所(仙台・東京・埼玉・名古屋・大阪・広島・香川・福岡)で,2018年度ラボ国際交流参加者を対象にした「ラボ国際交流のつどい」(結団式)を開催します。 東京での「ラボ国際交流のつどい」には,よみうりホールに米国4-Hクラブの代表,また各国大使館や交流提携団体の代表者をお迎えし激励メッセージをいただきます。 参加者一人ひとりは舞台で自己紹介を行い,決意表明を行います。

b. 受入れ団体との合同委員会
(1)米国4-Hとの合同委員会

 米国4-Hとの交流では,円滑なプログラム運営のために全米各地の4-H代表者との日米交流委員会を構成し,合同委員会を年2回開催しています。今年も,11月に米国にて合同会議と全米交流担当者会議が開催され, 当法人スタッフと普通会員であるラボ・テューターの代表が参加する予定です。交流担当者の研修を中心に,交流プログラムの充実のために様々な課題について討議します。 来年2月末にも米国にて,2019年度プログラムに向けての春会議が行なわれる予定です。

(2)米国ユタ州P.I.E代表者とのミーティング

 米国ユタ州にある交流団体,ユタ・プレミアム・インターナショナルの代表と,米国4-Hとの合同委員会にの日程に合わせてミーティングを行い,2018年の交流の評価と反省を踏まえながら,次年度プログラム内容の確認を行います。

c.東日本大震災被災児童への支援活動への協力

 東日本大震災後,各国大使館・企業・NPO法人などの協力のもと,被災児童の海外派遣事業「Support Our Kids Project(SOK)プロジェクト」が立ち上げられ,当法人も当初より運営に協力してまいりました。 昨年,当法人評議員でこのプロジェクトを立ち上げた秋澤志篤氏がお亡くなりになりましたが,引き続きプログラムの運営に協力・支援を行います。

d.東京2020参画プログラム

 2020年の東京オリンピックに合わせて,全国各地でオリンピックを盛り上げる「参画プログラム」が東京オリンピック組織委員会によって企画されています。 当財団はこの参画プログラムのうち,既に独自のロゴを利用できる「応援プログラム」の実施団体として登録をしています。 当財団の普通会員でもある全国のラボ・テューターがそれぞれの地域で,「世界の歌とお話の子ども広場」と銘打ったイベントを今秋より実施していきます。

4.東京言語研究所の活動
a.理論言語学講座

 理論言語学講座は,1966年に開設され,言語学に関心を持ちながら大学の内外で十分な学習の機会・場所を持たない研究者・新進の人材の育成を目的に開催されています。
 今年度の理論言語学講座は,「認知言語学Ⅱ」(池上嘉彦先生),「音声学」(斎藤純男先生),「言語心理学」(郷路哲也先生)等の講座22課目を開講します。 なお,昨年度より新たに開講された理論言語学夏期集中講座1講座については,今年度1講座増やし2講座開講します。

b.春期講座

 春期講座は,現代言語学の主要な研究領域やアプローチを受講者に紹介し,魅力ある言語学の世界に誘うことを目的に実施されます。今年度は4月14日と15日の2日間,15科目を開講します。

c. 特別講座

 理論言語学を中核に据えた理論言語学講座・春期講座,集中講義に加え,夏期講座・公開講座などを現代社会のニーズに合わせた講座を開催し,言語学研究,言語教育に携わる多くの方々の多様な要望に応えてきました。 今年は公開講座(3回)・夏期講座(1回)・集中講義(2回)を実施する予定です。

d. 連携事業

 社会貢献活動の一環として,埼玉県立総合教育センターにて言葉の持つ不思議や魅力を子ども達が体感するブースを出展します。 また8月22日に,読書活動推進に関する埼玉県内の教員向けの講演会(大津由紀雄理事)を埼玉県立総合教育センターの連携協力として行います。

5.日本語教育研修所の活動
A.外国人のための日本語教育
a. 長期コース

 外国人のための日本語教育「本科コース」は,31年目を迎えます。今年は,韓国・中国・ベトナム・モンゴル・ネパール・ミャンマー・アゼルバイジャン・タジキスタンなどの地域から,85名の留学生を受入れる予定です。 長期コースはここ数年学習者の多国籍化,多様化が進んできました。様々な国からの留学生を受け入れる態勢は整いました。これからは多様化に対応した教育の質向上を目指してさらに実践的な研究も進めていきます。

b. 短期コース
(1)インドネシア青少年日本語/日本文化スタディ・ツアー

 インドネシア青少年との日本語研修プログラムを行ってきましたが,今年度は条件が合わず,やむを得ず中止となりました。 本プログラムは我々にとっても貴重なものですので,今後,プログラムの再開を目指して努力します。

(2)北米青少年日本語研修プログラム

 北米交流の提携団体から青少年24名が6月中旬から7月上旬まで来日し,当法人会員の日本人家庭にホームステイしながら,3週間の日本語研修に参加します。

(3) ラングブリッジ日本語研修プログラム

 12年目を迎えたカナダ・ラングブリッジ教育センター(LanguBridge Education Center)との提携の日本語研修プログラムは, 引率者1名を含めアメリカ,カナダ,ヨーロッパなどの高校生,大学生約18名が7月中旬から8月上旬まで3週間の日本語研修プログラムに参加予定です。

B.日本語教師の養成・ネットワーク化

 近年,留学生数の急増,国籍の多様化など日本語教育を取り巻く状況は大きく変化しています。当研修所では,こうした時代状況の変化をふまえ,教師養成・育成のための新しいプログラムを検討しています。 今年度は昨年度からの計画を引き継ぎ,日本語教師経験者のスキルアップを目的とした新規講座を開講する予定です。
 また,全国の公益法人格を持つ日本語教育機関のネットワーク作りがスタートしています。ラボ日本語教育研究所もそのネットワークに参加します。

C. 地域貢献活動
埼玉県川口市・市民講座「盛人大学」への協力

 「盛人大学」への関わりは,今年で7年目になります。日本語ボランティアのための入門講座,および中高年を対象にした川口市・市民講座「盛人大学」に協力します。 2018年6月からスタートする「盛人大学」では,石井評議員(東京女子大学教授・日本語教育),および当研修所の日本語教師が講師を務める予定です。

D.研修・研究活動

 当研修所の日本語講師は,各種日本語教育機関が開催する研究会等において,研究報告,論文発表を予定しています。 なお,当研修所専任講師は,(一財)日本語教育振興協会の専門委員の一人として,今夏開催予定の日本語学校教育研究大会の企画・運営に携わる予定です。

E.その他

 当研修所の人材育成事業の一環として,東京女子大学,学習院大学から日本語教育を専攻する学生を教育実習生として受入れ,実践的な日本語教授法を学ぶ機会を提供します。

7.公益財団法人のパブリシテイ
機関紙『ラボの世界』の発行

 事業概要を紹介し,青少年国際交流や異文化理解教育の促進を行うために機関紙『ラボの世界』を年4回発行します。今年度は,春号(3月)・夏号(6月)・秋号(9月)・冬号(12月)をそれぞれ発行予定です。

以上