公開情報

財団事業公開情報 多文化共生の推進と日本語普及 言語の調査研究活動 異文化理解の促進

事業計画書

第48期事業計画書

自 2020年 4月 1日
至 2021年 3月31日

はじめに

 2020年は東京でオリンピック・パラリンピックが開催される予定です。そこへ向けて、ここ最近まで訪日外国人が年々増える傾向にありました。今年、日本政府も訪日4000万人を目標に掲げていましたが、見通しは完全に頓挫しました。その原因となったのが、今、世界的に猛威を振るいつつある新型コロナウイルス(Covid-19)です。中国から始まったウイルスの広がりは、まさに現代社会が網の目のようにつながっていることを示しました。その影響は様々なところに及んでいます。

 ラボ国際交流センターの公益目的事業に関連することでは、3月末から4月初めに予定されていた、上海と北京を訪問する35年の記念の年を迎えた中国交流を中止をいたしました。また、今夏の国際交流参加者の決意表明と激励の会である「ラボ国際交流のつどい」は、3月に全国各地で行われる予定でしたが、開催を中止しました。また同じ頃、全国各地で予定されていた今期のアメリカ、カナダへの高校留学のオリエンテーションも中止しました。東京言語研究所の公開講座は、2月末に東京大学名誉教授の南風原朝和氏を迎え、100名に迫る受講者を見越して東京新宿の工学院大学の教室での開催を予定しておりましたが、これも中止しました。ラボ日本語教育研修所は、外国人を対象にした日本語学校ですが、3月2日の週を休校としました。今後も5月には高校留学生対象の研修合宿、夏の国際交流の引率者合宿、東京言語研究所のガイダンスと理論言語学講座の開始、6月にはラボ日本語教育研修所で、アメリカ、カナダの青少年を対象とした短期日本語教育プログラムが始まります。

 ラボ国際交流センターとしては状況を見極め、参加者の健康と安全に最大の注意を払いながらも、各プログラムの実施を前提に準備を進めてまいります。理事、評議員の皆さまに於かれましても、ご理解とご協力を賜れば大変有難く存じます。

 ウイルスの蔓延を除いて考えれば、時代は今、Information and Communication Technology、Artificial Intelligent など、日進月歩の現代技術を駆使し、On Line, Virtual Realities で海外とのコミュニケーションを図ったり、現地にいるような現実感を体験することができるようになりました。しかし、ラボは敢えて時間と手間とをかけて、人が時間と空間を共有する体験に価値を置いています。それは、ラボが五感を通して得た体験こそが、自分を育てる教育的要素になると確信しているからです。今年度もラボと各国の青少年、そして彼らを取り巻く家族や友人などが交流し、様々なドラマが生まれるよう事業を進めてまいります。

 北米青少年国際交流事業は、今期49年目を迎えます。今期の北米訪問プログラムはオリンピックの影響で、特に東京在住の会員の参加が少なくなっています。そのほか、夏にはニュージーランド、韓国でのホームステイ交流、米国オレゴン州での国際キャンプを行います。全国から、中学生、高校生約600名が参加予定です。高校留学プログラムでは、25名の高校生がアメリカ・カナダで約1年間の留学生活を予定しています。外国青少年受入れでは、夏と冬に北米を中心に6ケ国から100名を超える青少年が来日し、ラボ会員家庭で家族の一員としてホームスティを行います。

  加えて今夏は、オリンピック憲章にあるユースキャンプの規定を念頭に置いた、「2020国際ユースキャンプ」を、長野県信濃町の協力を得て、オリンピック・パラリンピックの「応援プログラム」として、黒姫ラボランドで行います。

 言語の調査研究活動では、受講生の便宜を図るために東京言語研究所の主たる事業である理論言語学講座の夜間講座に加え、遠方からの受講生も多数参加する夏期集中講座も継続し、受講生の増加を目指します。また春期講座では、2日間で幅広い領域にわたる講義を展開します。そのほかに、広く言語学に触れる機会としての公開講座、夏期講座、一つの専門領域を学ぶ集中講義を開催予定です。

 多文化共生のための日本語普及と支援活動では、外国人のための日本語本科コース、外国青少年のための短期日本語研修、日本語教師スキルアップ講座、日本語ボランティアへの日本語教育指導などを実施します。日本語本科コースは10の国と地域から約80名の学習者が初級から上級までの各レベルに分かれ、日本語を学ぶ予定です。夏休み期間にはアメリカ、カナダ、また世界各国からの日本語研修生を受入れます。地域支援活動では、川口市民を対象とした「日本語ボランティア入門講座」の開催、中高年を対象にした市民講座『「盛人大学」国際コース』への講師派遣を行います。

 今年度の具体的な事業計画は以下のとおりです。

1. 青少年の国際交流活動 ~ ホームステイ相互交流
a. アメリカとの交流

 49年目を迎えるアメリカ交流は、7月下旬から8月下旬まで4週間、引率者を含め中学生・高校生の当法人会員470名が全米25州にホームステイします。提携団体は、米国4-H、ペンシルバニア州メノナイト協会、ユタ州ファミリーエクスチェンジです。
また、今夏、3週間の日本語研修プログラム受講者を含め、18州より42名の青少年が来日予定です。来日者は全国各地の当法人会員宅に4週間ホームステイしながら日本の青少年と交流します。

b. カナダとの交流

 46年目を迎えるカナダ交流は、7月下旬から8月下旬まで4週間、引率者を含め中学生・高校生の当法人会員20名がカナダのAB州、MB州の2州を訪問します。提携団体はカナダ4-H、カナダ青少年交流委員会です。
また、今夏3週間の日本語研修プログラム受講者を含め、5名の青少年が来日予定です。全国各地の当法人会員宅に4週間ホームステイしながら、日本の青少年と交流します。

c. オーストラリアとの交流

 今冬、引率者を含めて、7名の青少年が来日予定です。当法人の会員宅に3週間ホームステイしながら、学校訪問や日本のお正月を体験し、同世代の青少年と交流します。

d. ニュージーランドとの交流

 19年目を迎えたニュージーランドとの交流は、7月23日から8月15日まで3週間、引率者を含め中学生・高校生及の当法人の会員39名が北島のタウランガを訪問します。参加者は、同世代のホストがいる家庭にホームステイしながら、ホストフレンドと一緒に現地の公立学校に通学します。タウランガでは受入れ協力団体「レッツホームステイ」の協力の下、提携中学校(タウランガ・インターミディエット)、高校(タウランガ・ボーイズ・カレッジ、タウランガ・ガールズ・カレッジ)へ通学します。2016年から交流していたダーガビルとの交流は、ホストファミリー確保が難しく、現地高側からの要望により今年の開催は中止になりました。受入れ協力団体のナビ・アウトドアツアーズには、参加者の現地での空港から学校間の移動に協力いただきます。
  また今冬、引率者を含めて、5名の青少年が来日予定です。当法人の会員宅に3週間ホームステイしながら、学校訪問や日本のお正月を体験し、同世代の青少年と交流します。

e. 中国との交流

 35年目となる中国との交流は、3月26日から4月4日まで9泊10日間、引率者を含め小学高学年・中学生・高校生・大学生・大人の当法人の会員40名が上海と北京を、濱田会長、間島理事長が北京を訪問の予定でした。提携校は、上海外国語大学付属外国語学校と北京月壇中学です。上海と北京データはホストと一緒に通学し、中国の青少年と交流しながら相互理解の促進と友情を育むことを目的に、それぞれの学校の生徒宅にホームステイを4泊を行なう予定でした。北京では交流35周年を記念して、記念式典が開催される予定でした。いずれも新型コロナウイルスの影響で中止としました。
2020年夏に北京月壇中学から引率教師を含めて12名が、冬に上海外国語大学付属外国語学校から引率教師を含めて6名が来日予定です。当法人の会員宅にホームステイしながら全国各地の青少年と交流します。

f. 韓国との交流

 再開20年目の韓国との交流は、7月20日から10日間、引率者を含め小学生高学年と中学生・高校生・大人の当法人会員32名がソウルを訪問します。提携団体は、「社団法人韓国ラボ」です。参加者は韓国ラボの会員家庭でホームステイをおこない、またキャンプでも現地の青少年と交流します。
2020年8月初旬から11日間、30名の韓国ラボ会員の小学生と中学生が2名の引率者と共に来日予定です。全国各地の当法人会員宅にホームステイしながら日本の青少年と交流します。

g. オレゴン国際キャンプ

 24年目のオレゴン国際キャンプは、7月21日から8月10日まで3週間、引率者を含む小学生・中学生・高校生の当法人の会員23名が青少年国際キャンプに参加します。期間中、毎日実施されるハイキング、大自然のなかでの川下り、洞窟探検、自然観察、生物観察、化石収集、海洋生物観察など幅広い活動に参加します。 野外活動を通じて自然の中での協力意識を育てながらキャンプリーダーとしてのスキルを身につけ、自然との共生への理解を深めます。キャンプには同世代のアメリカ人学生も参加し、参加者と交流します。アメリカ人と友情を育み、相互理解を促進する機会となります。今年も参加者のための事前の準備合宿を、ラボ・スプリングキャンプ中に同時開催の予定です。
提携団体はオレゴン州ポートランドに本部を置くオレゴン科学産業博物館(OMSI)です。

h. 2020東京オリンピックでの国際ユースキャンプ

 オリンピック・パラリンピック開催の年に、国際ユースキャンプを開催できるということが、オリンピック憲章に載っています。当財団は、この国際ユースキャンプを日本の青少年教育団体と共同で開催するべく会合を重ねてきましたが、残念なことにまとまらず、共同開催には至りませんでした。よって師岡理事の協力を得て、世界キャンプ連盟を通して、世界の若者を長野のキャンプ施設「ラボランド」に集め、パラリンピックに義肢を提供している会社に勤めるラボOGの方を招き、義肢装着体験を行ったり、(一社)GiFTの協力を得て、SDGsをテーマにワークショップを行ったりします。また豊かな自然の中での野外活動、そして地元の方々との交流も予定しています。ラボランドがある信濃町の協力と後援も得て、参加者一人ひとりが多様性を認め、お互いを尊重できるようなプログラムを目指します。

2.青少年の国際交流活動 ~ 長期交流プログラム
a.高校留学プログラム

 33年目を迎えたラボ高校留学プログラムは、過去1,374名の高校生をアメリカ、カナダに派遣してきました。高校生年代の若者にとって、外国での約一年間にわたる長期異文化体験は強烈なインパクトを与え、その後の人生に大きな影響をあたえています。
今夏、当法人会員の第33期留学生25名(アメリカ:13名 カナダ:12名)がアメリカとカナダの高校に1年間留学します。準備活動の一環として、親子オリエンテーション、全国事前研修合宿等の事前準備活動に参加します。米国への留学生は、7月下旬よりグループで日本を出発後、受入れ団体のオリエンテーション(シアトル、アルバカーキ)に参加します。その後、それぞれの留学先へ移動し、ホームステイをしながら現地の公立高校に1年間留学することになります。カナダへの留学生は、8月下旬に出発しブリティシュコロンビア州バンクーバーで英語研修に参加した後、各州・各地区の教育学区の公立高校に、ホームステイをしながら1年間留学します。
第32期米国留学生(2019.7~2020.6)17名は、元気に留学生活を送っており、6月にシアトルで帰国プログラムに参加した後に帰国予定です。カナダ留学生7名は6月下旬にバンクーバーで帰国前プログラムに参加した後に帰国予定です。
 米国の提携団体は、米国国際教育旅行基準協会(CSIET)認可されている非営利団体―米国4-H、PAX、Aspect Foundationの3団体で、カナダの提携団体は各州・各地区の教育委員会です。

b. 高校留学のための通信教育「ブリッジ・プログラム」

 通信教育コース「ブリッジプログラム」は、高校留学をめざす者だけでなく、英語に興味をもつ中学生、高校生を対象に英語聴解力・文法・読解力を身につけることを目的に実施してきました。昨年、新プログラムを実施し、今期は中学生、高校生会員に向けて2年目の実施となります。従来の英語聴解力・文法・読解力に加え、短いエッセイを書く等、思考力・表現力を身につけることを目的としています。

c.大学生年代の交流―インターンプログラム

 今年33周年を迎えるラボ・インターンプログラムでは、アメリカ・カナダから3名の大学生年代の学生を招聘します。来日者は、1年間日本人家庭にホームステイしながら、日本語学習・各自の日本文化研究・青少年との交流・海外青少年の受入れプログラム対応などの活動に参加します。日本文化研究については、各自が興味をもつ日本文化について、学習・研究をおこない、帰国前にその研究成果を発表します。 現在、北米インターン3名(アメリカ3名)が滞在中で、8月に帰国予定です。本年9月には、あらたに北米から3名が来日予定です。1年間のホームステイによる日本滞在を終えて帰国後、あらためて来日し日本の大学への進学や就職する既参加者もいます。ラボ・インターンプログラムは、参加者の人生に大きな影響・刺激を与えています。

3.その他
a.2020年度ラボ国際交流のつどいの開催

 全国8ヶ所(仙台・東京・埼玉・名古屋・大阪・広島・香川・福岡)で、2020年度ラボ国際交流参加者を対象にした「ラボ国際交流のつどい」の開催を予定していましたが、2月末段階で名古屋と香川を除き、新型コロナウイルスの影響で開催を中止しました。東京での「ラボ国際交流のつどい」は、東京大学大講堂(安田講堂)に米国4-Hクラブの代表、各国大使館やラボ国際交流を支えて下さる方々をお迎えし、参加者一人ひとりが舞台で自己紹介と決意表明を行う予定でした。

b. 受入れ団体との合同委員会
(1)米国4-Hとの合同委員会

 米国4-Hとの交流では、円滑なプログラム運営のために全米各地の4-H代表者との日米交流委員会を構成し、合同委員会を年2回開催しています。今年も、11月に米国にて合同会議と全米交流担当者会議が開催され、当法人スタッフと普通会員であるラボ・テューターの代表が参加する予定です。交流担当者の研修を中心に、交流プログラムの充実のために様々な課題について討議します。来年3月末にも米国にて、2020年度プログラムに向けての春会議が行なわれる予定で、この会議にはオンラインで参加をします。

(2)米国ユタ州ファミリーエクスチェンジ代表者とのミーティング

 米国ユタ州にある交流団体、ファミリーエクスチェンジとの代表と、米国4-Hとの合同委員会の日程に合わせてミーティングを行い、2020年の交流の評価と反省を踏まえながら、次年度プログラム内容の確認を行います。

c.東日本大震災被災児童への支援活動への協力

 東日本大震災後、各国大使館・企業・NPO法人などの協力のもと、被災児童の海外派遣事業「Support Our Kids Project(SOK)プロジェクト」は更に5年間の延長をすることが決まりました。当財団は引き続き運営をサポートすべく、チャリティープログラムに協力します。

d.東京2020参画プログラム

 当財団はオリンピック・パラリンピックの組織委員会が定めた、「参画プログラム」のうち、「応援プログラム」の実施団体として登録をし、当財団の普通会員でもある全国のラボ・テューターがそれぞれの地域で、「世界の歌とお話の子ども広場」と銘打ったイベントを実施できるようにしています。

e.ラボ国際交流50周年記念図書発刊

 1972年に始まったラボ国際交流は、2021年に50回目を数えます。当財団は半世紀にわたる国際交流を通じて、日本と諸外国の青少年の異文化理解教育、青少年育成教育を進めてまいりました。初年度に十代の若い時期に参加をした青少年も、もう還暦を迎える年代となっています。この歴史的で、かつ今も青少年の教育プログラムとして大きな意味を持つラボ国際交流を、人に焦点を当ててその成果を本にまとめていきます。著者はラボのOBでもある作家の神山典士氏です。ラボ国際交流参加者、ラボテューター、元職員などへのインタビューに加え、現在も行われている準備活動や、実際の国際交流の現場での取材などを含めてまとめていただきます。刊行は2021年春を予定しています。

4.東京言語研究所の活動
a.理論言語学講座

 言語学に関心を持ちながら大学の内外で十分な学習の機会・場所を持たない研究者・新進の人材の育成を目的に、1966年に開設された理論言語学講座は以来、途絶えることなく毎年開講されています。現在では理論言語学に関心を持つ、広い範囲の受講者を得て、活発な研究・教育活動が展開されています。
今年度の理論言語学講座は、「言語学入門」(大津由紀雄先生)、「音声学」(中川裕先生)、「認知言語学Ⅱ」(池上嘉彦先生)等の講座22課目を開講します。なお、一昨年度より新たに開講された理論言語学夏期集中講座2講座については、今年度も2講座開講します。

b.春期講座

 春期講座は、現代言語学の主要な研究領域やアプローチを受講者に紹介し、魅力ある言語学の世界に誘うことを目的に実施されます。今年度は4月18日と19日の2日間、15課目を開講します。

c. 特別講座

 理論言語学を中核に据えた理論言語学講座、理論言語学講座夏期集中、春期講座、集中講義に加え、夏期講座・公開講座など現代社会のニーズに合わせた講座を開催し、言語学研究、言語教育に携わる多くの方々の多様な要望に応えてきました。今年度は公開講座(3回)・夏期講座(1回)・集中講義(2回)を実施する予定です。

5.日本語教育研修所の活動
A.外国人のための日本語教育
a. 長期コース

 外国人のための日本語教育「本科コース」は、33年目を迎えます。今年は、韓国・中国・ベトナム・モンゴル・アゼルバイジャン・タジキスタン・シリア・モロッコなどの地域から、約80名の留学生を受入れる予定です。長期コースはここ数年学習者の多国籍化、多様化が進んできました。様々な国からの留学生を受け入れる態勢は整いました。これからは、多様化に対応した教育の質向上を目指してさらに実践的な研究も進めていきます。

b. 短期コース
(1) 北米青少年日本語研修プログラム

 北米交流の提携団体から、引率者を含めて青少年21名が6月中旬から7月上旬まで来日し、当法人会員の日本人家庭にホームステイしながら、3週間の日本語研修に参加します。

(2) ラングブリッジ日本語研修プログラム

 14年目を迎えたカナダ・ラングブリッジ教育センター(LanguBridge Education Center)との提携の日本語研修プログラムは、引率者1名を含めアメリカ、カナダ、ヨーロッパなどの高校生11名が7月中旬から8月上旬まで3週間の日本語研修プログラムに参加予定です。

B.日本語教師の養成・ネットワーク化

 近年、留学生数の増加および国籍の多様化、日本語教育推進基本法の成立、出入国在留管理局による入国審査の厳格化など日本語教育を取り巻く状況はかつてないほど大きく変化しています。当研修所では、こうした状況の変化をふまえ、教師養成・育成のための新しいプログラムを検討し、一昨年、現職日本語教師のためのスキルアップ講座を新規開講しました。現職者、あるいは一時的に現場を離れていて復職を目指している教師を対象とした日本語の教え方講座です。受講者からは実践的で刺激的であると高評価を得ています。今年度もこの講座を引き続き開講します。
また、全国の公益法人格を持つ日本語教育機関のネットワークがスタートし、ラボ日本語教育研修所もそのネットワークに積極的に参加しています。

C. 地域貢献活動
埼玉県川口市・市民講座「盛人大学」への協力

 「盛人大学」への関わりは、今年で9年目になります。日本語ボランティアのための入門講座、および中高年を対象にした川口市・市民講座「盛人大学」に協力します。2020年6月からスタートする「盛人大学」では、石井恵理子理事、および当研修所の日本語教師が講師を務める予定です。
また、外国人居住者の多い川口市が毎年採用している国際交流員の英語話者の採用試験に、当財団のアメリカ人スタッフを試験官として派遣する予定です。

D.研修・研究活動

 当研修所の日本語講師は、各種日本語教育機関が開催する研究会等において、研究報告、論文発表を予定しています。なお、当研修所専任講師は、(一財)日本語教育振興協会の専門委員の一人として、日本語学校教育研究大会の企画・運営に携わります。なお石井恵理子理事は公益社団法人日本語教育学会の会長を、当研修所の黒崎誠所長は代議員を務めています。

E.その他

 当研修所の日本語教育人材育成事業の一環として、東京女子大学、学習院大学から日本語教育を専攻する学生を教育実習生として受入れ、実践的な日本語教授法を学ぶ機会を提供します。

7.公益財団法人のパブリシテイ
機関紙『ラボの世界』の発行

 事業概要を紹介し、青少年国際交流や異文化理解教育の促進を行いうために機関紙『ラボの世界』を年4回発行します。今年度も、春号(3月)・夏号(6月)・秋号(9月)・冬号(12月)をそれぞれ発行予定です。

以上