公開情報

財団事業公開情報 言語の調査研究活動 異文化理解の促進

事業概要報告書

第54期事業概要報告書

自 2025年 4月 1日
至 2026年3月31日

はじめに

 第54期は北米交流が52回目、オレゴン国際キャンプが27回目、ニュージーランド交流が21回目、韓国交流は再開後22回目、中国交流はコロナ禍以降2回目の交流で36回目を迎えました。

 北米交流の参加希望者は約702名に対して受入れ可能枠が約370名であり、コロナか以降変わらずに中学3年生以上を優先し、中学1年生以下は一律に参加延期のお願いをしました。中学2年生は条件を設けて一部参加とし、最終的には、大変残念ながら約340名に参加の延期をお願いしました。プレイスメントは、コロナ禍後の再開初回である2020年を除いて、初めて出発前にホストファミリーが決まらずに出発する参加者が7名発生しました。

 韓国交流は日本のラボが先に訪問し、8月に韓国ラボから来日するというパタンで計画をしていましたが、来日は韓国ラボの都合で中止となりました。ニュージーランド交流はあらたに一校が交流に参加をしましたが、今後も受け入れ数の拡大を図るべく、交流校の増加を図ってまいります。

 受入れプログラムは、6月中旬からの北米日本語プログラム、7月初旬からの北米ホームステイプログラムとラングブリッジ日本語プログラム、7月下旬には中国の北京市月壇中学が来日しました。日本語関連プログラムは、これまで担当してきたラボ日本語教育研修所がラボ国際交流センターの運営から離れましたので、他の日本語教育機関に委託しました。

 高校留学プログラムは第38期生のうち、ASPECTのホストファミリーが予定された出発時までに決まらず、Onlineで研修ののち個別に出発するという事態となりました。4-Hは団体で出発しましたが、一部留学生は出発までにホストファミリーが決まらず、現地研修後、仮のホストファミリー宅に滞在し、学校とホストファミリーが決定後移動して留学を開始しました。カナダ留学生はビザの発給が例年より2か月くらい遅くなりました。しかし出発前に間に合ったところ、渡航に予定していたエアカナダのストの影響で一部留学生が米国経由でカナダへ渡航、研修の日程も短くなるという事態に見舞われました。ただ何れの留学生も、6月の帰国を前に順調に留学生活を送っています。

 来期の事業となりますが、第36回中国交流は、2026年3月下旬から4月上旬にかけて実施されました。しかし上海、北京とも、学校の都合でホームステイと学校訪問が叶わず、両都市に西安を加えた特別プログラムとなりました。

 多少のトラブルは有りましたが、大きな事故やケガも無く終えることができ、参加したひとり一人の国際交流体験が「ひとりだちへの旅」となりました。

 東京言語研究所の活動は、「理論言語学講座」が主な事業ですが、同講座は1966年より開設され、これまでに述べ9,000名を超す履修者を送り出してきました。対面講義に合わせてオンライン講義を導入したことで受講層が世界各国まで広がりましたが、経済的理由や時間の都合で継続受講が叶わない方もいるのが実情であり、短期講座の増設などを検討したいと思います。

 54期の事業を支えていただいた理事・評議員のみなさまに感謝申し上げます。

青少年の国際交流事業
<短期海外派遣プログラム>

A. 北米交流(アメリカ・カナダ)
1. 参加者決定の経緯
  • ● 参加確定者:365/参加希望者:707

  • ● 参加時中学3年生以上約240名を参加確定

  • ● 参加時中学2年生:前年<最終的にラボからお断りをした参加希望者>約125名を参加確定

    ○ <自主的に参加を取りやめた><2025年が当初の参加予定>約160名は、ラボから延期をお願いした。

  • ● 参加時中学1年生:約180名はラボから延期をお願いした。

2. プログラム概要
  • ● 日程:出発7月21日~23日 帰国8月17日~19日

    ○ 参加者:中学生・高校生331名、引率者41名 合計372名

  • ● 受入れ団体(訪問州:アメリカ19州、カナダ4州)

    ○ アメリカ:4-H、ベア・リバー・インターナショナル・エクスペリエンス(UT)、キリスト教メノナイト協会(PAM)

    ○ カナダ:日本・カナダ青少年交流委員会、コンタクト・カナダ、JCコミュニケーションズ

3. 事前準備活動
  • ● オリエンテーション・事前準備活動:2025年1月~7月

  • ● 保護者と参加者向けのオリエンテーション
    (各支部ごと):国際交流の意義,事前活動についてなど

  • ● 参加者向けの事前活動
    (各地区ごとに月1回計4回)、壮行会

  • ● 保護者向けの出発前オリエンテーション
    (各支部ごと):出発にあたっての諸注意など。

  • ● 全国引率者会議

    ○ 日程:5月17日(土)- 18日(日)

    ○ 参加者:事務局スタッフ16名、テューターシャペロン28名、カレッジリーダー10名:計54名

    ○ 内容:引率者の役割と任務の確認、異文化や高学年参加者への対応力を身につけるワークショップなど。

    ○ 別途、事務局スタッフ会議を個別に実施。

4. スペシャルニーズ、スペシャルコンディション参加者

 心身に障がいや特徴をもち、受入れ家庭のヘルプが必要な参加者は「スペシャルニーズ」、健康上で特記事項があるが、特別なケアは必要がない参加者は「スペシャルコンディション」と呼んでいる。それぞれの参加者概要は次のとおり。

  • ● スペシャルニーズ4名:命に関わる重度の食物アレルギー・自閉症スペクトラム・うつ病・てんかん

  • ● スペシャルコンディション10名:食物アレルギー・動物アレルギー・ADHD・ASD・エプスタイン病

5. 受入れ家庭決定状況
  • ● 「レイトプレイスメント」という言葉を使わず、”出発までに決まる”を合言葉として保護者・テューター組織へお伝えしてきたが、25年は初めて(4-Hの特定の州において)出発までに決まらない年度となった(コロナ禍に実施した22年を除く)

    ○ 4-Hとしてはマッチング確定を最優先とするために、出発間際の期間に関してのみ、「ラボっ子複数人のダブルプレイスメントを認めてほしい」や「同年代のこどもがいない家庭(代わりに近所で同年代の子と交流できる機会を保証)」など、マッチング条件の緩和を希望してきたが、ラボとしてはこれらの条件緩和は受け入れず、強く従来通りのホームステイ環境を守るために交渉を続けた。

    ○ プレイスメントに時間のかかった州
     ※時間のかかった=初日集合日までプレイスメントが間に合わなかった

    ■ 「AK」・「TX」・「ID」・「NY」・「KS」・「WA」

    ● 理由:現地インフレによる経済状況・雇用不安、移民政策による受入れ意識減、受入れたい側の子供の年齢と、送り出した側の年齢の乖離(ラボの参加者は高学年が多いが、受入れ側のホストは低学年が多い)、コーディネーター交代による、技術継承難

  • ● 受入れ家庭の多様性に対する姿勢

    人種、宗教に限らず、交流先の国々は、家族のあり方や形態についての考えかたが実にさまざまである。それがどういうことを現実的に意味するのか,送り出す側の理解が必要。今後は性の多様性(LGBTQ)についても,柔軟な思考と対応が求められていく。

6. 出発・帰国状況
  • ● 成田ホテル対応(7月20日(日)~23日(水))

    ○ 総数約490名のうち,半数の約220名が初日に集合し,出発した

  • ● 出発状況(7月21日~23日)

    ○ 配置州外への移動

    ■ ID:FL1名、NC3名

    ● NCへ州移動をする参加者のうち1名が、ひとりでシカゴで乗り継ぎをして移動する必要があり、4-H側で日本語の判る空港サポートスタッフを手配していた。
    しかし乗継便の大幅遅延に加え、参加者・スタッフ間での連結がうまくいかず、結果として往復ともに参加者ひとりで乗継ぎ移動をすることになった。

    ■ KS:MD3名

    ■ NY:FL1名、KS1名、NC1名

    ■ WA:KS1名

    ○ TN:7月21日にデトロイト(DTW)到着後、TN州に向かう乗継便の大幅な遅延により、デトロイト空港内のホテルに宿泊。翌日(7月22日)、同じフライトでTN州へ出発

    ○ MO:国際線のスケジュール変更により、ダラス・フォートワース空港(DFW)到着後、空港内のホテルにて1泊。翌朝のフライトでMO州へ出発

  • ● 帰国状況(8月17日~19日)

    ○ エア・カナダ客室乗務員のストライキ実施の影響で、ONの復路便が欠航

    ■ ON:4日遅れで到着

    ○ MO州でパスポートの紛失が1件発生。現地国内便にチェックインするタイミングで発生したため、その参加者と引率テューターが残り、残りの参加者をカレッジリーダーが引率して帰国。その後パスポートはHF宅で見つかり、翌日の便で帰国。

7. ホームステイ中のできごと
  • ● 病気・事故

    ○ 大きな病気、怪我、事故は無し。

    ○ 参加者による意図的な医療情報隠しが1名あり。引率者・受入れ家庭側が正確に把握すべき医療情報を「参加者状況表」にも記載せず、成田集合時に参加者から引率者に報告したことで情報が明らかになった。

  • ● ホームステイ状況

    ○ 参加者の理由によるホストファミリー変更:3件(生活スタイルに合わせられない、インド系の移民家庭に対して人種差別的発言、ホームシックによる感情表現不足)

    ○ ホストファミリー側の理由によるホストファミリー変更:2件

    ■ 史上初、男子参加者が女の子だけのご家庭にステイしたケース 1. 元々のHFは男の子のホストがいる家庭だったが、母親が受入れ直前に受けた手術が悪化し受入れの継続を断念。一時的に預かってもらうことになったHFと交流をすることになった。その後、本人・HF互いに強く結びつき、団長による本人とHFへの聞き取り・日本本部によるご家族、送り出しテューターとも協議の結果、その家庭でのステイ継続となった。

    ○ 日本人とのダブルステイ:3件

    ■ ラボっ子のステイが始まってのち,ホストファミリーから受入れ団体へ報告があり,“下宿先が見つからず、緊急一時保護的に(ラボっ子とは別に)日本人学生を2名ステイさせている”ということが発覚。その後8月初旬には,“その2名とも退去する”と伝えられていたが、結果的にラボっ子がステイ期間を終了するまで、2名の内1名はずっと同家庭にステイしていたことが,帰国時に判明(BCA)。 1. 本人が事務局引率スタッフへ報告しなかった、かつスタッフからも電話ヒアリングを行わなかったことにより発覚が遅れた。

    ■ 昨年度から引き続き、外国人とのダブルステイも数件あり。

  • ● 帰国後のトラブル

    ○ 人種差別的発言が原因で受入れ中止となった参加者の保護者より、”本人の言い分とラボの説明に相違がある”とし、異議申し立ての問い合わせがあった。国際交流局より再度事実確認と、客観的事実に基づいての説明を行った。

  • ● スマートフォン

    ○ 参加者やホストがスマートフォンなどのIT機器を利用し、コミュニケーションの妨げになったとの報告が複数件あった。IT機器の利用が生活において必須になっていることを前提に、うまく付き合うことが求められる。

8. 今後に向けて
  • ● ホストにこだわらず、ホストファミリーがホストという意識を持たせる。

  • ● 現地で起こったことは現地で解決する。その為に、参加者自身の発信力と責任意識を持たせる。

  • ● ホストファミリーの文化的バックグラウンドについて、そのダイバーシティ(多様性)に対する理解を深めていく。

  • ● たとえネガティブな体験をしても、参加者はみな、ポジティブに捉えて帰国するケースがほとんど。そのことを帰国後に保護者に言うと、保護者は本人のポジティブな納得感を蔑ろにし、ネガティブな側面に刮目、それに引きずられるように参加者の自己肯定感が否定され、保護者の意向に従わなくてはいけないという心理状況に陥ってしまう。大人の態度形成の啓蒙が必要。

B. ニュージーランド青少年交流
1. プログラム概要
  • ● 日程:7月22日~8月15日 中学生・高校生・引率者:計86名参加
  • ● 受入れ団体

    ○ New Zeland Study Tours (以下Bay of Plentyエリアの中・高)

    ■ Tauranga Intermediate School(TIS)    17名
    ■ Tauranga Girls' College(TGC)  14名
    ■ Tauranga Boys' College(TBC)  16名
    ■ Katikati College (KKC)  10名
    ■ Omokoroa Point School (OMK)  12名
    ■ Taumata School (TMS)  10名

    ○ 引率者 7名

2. 総評:
  • ● タウランガ3校,一昨年からスタートした「カティカティカレッジ」、昨年より「オモコロアポイントスクール」そして今年から「タウマタスクール」が交流に加わり、計6校での交流。高校生30名、中学生49名の内訳。
  • ● ニュージーランド交流は通学する学校に「スクールバディ」という、同性・同年代のお世話役がいるため、今年からホストファミリー宅に「ホスト」がいない家庭にもホストファミリーとして受入れをお願いした。
  • ● 7名のラボっ子が対象だったが、(家庭に実子はおらず他国からの留学生が滞在していた家庭を含めると10家庭)であったが、それぞれホストファミリーとの関係作りに努力し、こどもがいない家庭であっても充実したホームステイ生活を過ごすことができた。
  • ● 各学校に1名の引率者がつき、ラボっ子の学校での状況、ホームステイ生活の様子などを詳細まで把握することができた。それぞれ問題点、課題点があればすぐに引率者から団長に報告、受入れ団体のスタディツアーズと協議を経て適切な対応ができた。
  • ● 一方で、つねに引率者がいることにより、何かあった場合、壁にぶつかった時、まずは自分で考える、乗り越えることをせず安易に引率者に頼る、相談するといっシーンも多々見られた。
  • ● 残念ながら、ひとりの参加者が家庭内のこどもへの不適切な行動や、再度チャンスをもらったとにも関わらず、その後ホストファミリーとの信頼関係を再構築できず途中帰国となったケースがあった。
3. 課題と次年度に向けて
  • ● 北米交流と同様に文化交流であり、参加者には積極的なコミュニケーションが求められるが、北米交流との違いは「学校へ通うプログラム」であり、参加者は各学校で「短期留学生」として登録される。
  • ● そのため英語に対する向上心が求められ、その意識化ができているかどうかで体験の充実度も変容する。
  • ● 安易に「北米交流に参加ができなかったからニュージーランドへ切り替えた」という送り出しは避けるべきであるが、送り出しが決定した際は、おとなの側がそこを意識し、参加者に喚起していくことが肝要である。
  • ● なお、ラボとしてはひとりでも多くのラボっ子に門戸を開いていきたいが、「登校」にハードルが高くなってしまう直近1年不登校だったラボっ子については現地学校側の要請もあり、参加を見送ってもらうことにする。
C.韓国青少年交流
1. プログラム概要
  • ● 日程:7月22日~7月31日
  • ● 参加者:16名(ラボ会員15名・テューター1名・事務局1名)
  • ● 受入れ団体:社団法人 韓国ラボ
2. 総評
  • ● 昨年に引き続き、受入れ枠15名のラボっ子に対し、今年も参加希望者が多かったため、各支部(地域)で抽選を行った。
  • ● 韓国ラボとホストファミリーの変わらない温かいもてなし、細かな配慮に大いに感動した交流であった。
  • ● 支部長のキム・ホスクさん宅ではラボっ子の受入れも行うため(お孫さんがホスト)、日本のラボっ子の課題、ホストファミリーの課題がよく見え、問題が発生した場合迅速かつ的確に対応していただけることが日本ラボとしては大変心強い。
  • ● 幸い今年はホームシック、大きな病気、ホストファミリーの変更等もなく無事に交流を終了することができた。
3. 課題と次年度へ向けて
  • ● 韓国では受験熱が高く少子化もあいまって、会員数の減少によるホストファミリーの確保が年々困難になっている。
  • ● またラボっ子参加者の言語力についてホストファミリーからはスマートフォンの翻訳機能などを使っての交流が必須にできないか、などの報告も受けおり、ラボでは交流期間中はスマートフォンの利用を禁止しているが、韓国ラボと協議をし決定していく。
  • ● なお、韓国ラボも来日の際は参加者にはスマートフォンの利用を禁止している。
D. ラボ中国青少年交流
1. プログラム概要
  • ● 日程:3月26日~4月4日
    (3/26-29:上海外国語大学付属外国語学校訪問 3/29-4/4:北京市月壇中学校訪問)
  • ● 参加者:20名(ラボ会員11名・テューター7名・事務局2名)
  • ● オフィス華林2名
2. 総評
  • ● 2025年3月、2019年以来、コロナ禍を挟んで6年振りに子どもたちの中国訪問が叶った。
  • ● 今期の中国訪問は、第35回を数える記念の交流であった。今回参加者は羽田と関空からそれぞれ上海に入り、初日は全員でホテルに宿泊した。
  • ● 翌朝、徒歩で上海外国語大学付属外国語学校へ登校、校門で日本語の先生方の熱烈な出迎えを受けた。その後は中国の伝統衣装の着付け体験や、自分のホスト学生たちと一緒に、それぞれが得意とする特技発表を行った。発表会には上海外語の校長も臨席、ご挨拶を受けた。
  • ● 上海滞在中、参加者はホストと一緒に登校、学校では中国の伝統工芸品の制作などの授業体験、校外見学として豫園などへ出かけた。週末はホストファミリーと共に過ごし、思い出に残る楽しい時間をホスファミリーとともに過ごした。
  • ● 3泊のホームステイののち新幹線で北京へ移動。北京市月壇中学の到着時は、校門で今年から新しく赴任した梁波校長などの熱烈な出迎えを受けた。その後講堂でホスファミリーに対面、自分のホストとともにそれぞれの家庭へ帰宅した。
  • ● 翌朝はホストと一緒に登校。この日はグラウンドで、クラスごとに店を広げたバザーが催され、、参加者がホスト以外の学生とも仲よく談笑する姿が見られた。その後、構内にある歴史資料展示室を訪れ、あまたある日本の訪問校の展示の中で、最大の規模を誇るラボの展示室の資料を、驚きを以て見学していた。北京でも中国文化に触れる授業体験、また校外活動として万里の長城や北京動物園のパンダ見学などもあった。
  • ● ハイライトは、何といっても35年の記念企画、ラボ・ライブラリー「西遊記」のテキストの絵を描いていただいた李庚さんのアトリエ訪問。李庚さんお指導の下、墨絵の描画ワークショップを体験することができた。
  • ● 李庚さんは、お父さんで墨絵画家である李可染さんの名前を冠した美術研究所の所長を務めており、中国美術界の重鎮でもあるが、気さくな方で、墨絵ワークショップは参加者にとって、35年の記念となるかけがえのない成果となった。
  • ● 参加者は北京のホストファミリーとも家族としての絆を強め、短くても忘れることのできない、貴重な体験を持って帰国した。
  • ● 渡航前には日中間の関係性についての報道に触れていた参加差は、それぞれの空港に心配顔での集合となったが、帰国する時には、聞いていたことと実際に見た中国はとても違っていた、と異口同音に言っていたことが、この中国交流の意義と貴重さを表していた。
  • ● ラボ国際交流は相互交流であり、訪問と受け入れを交互に繰り返すが、それぞれの実施に当たっては難しい事情も絡んでくる。しかし、だからこそ大局に立ち、規模は小さくても継続することの大切さを、35回の訪問を機に、心新たにした交流であった。
E. オレゴン国際キャンプ
1. プログラム概要
  • ● 日程:7月20日~8月12日
  • ● 参加者:

    ○ 19名(男子15名・女子2名/テューター・シャペロン1名/団長1名)

    ○ OMSI(オレゴン科学産業博物館)
    インストラクター2名/カウンセラー3名/アンバサダー(現地学生参加者)5名

2. 総評
  • ● 自然にあまり興味のない参加者は、はじめは自然に親しむというよりは仲間とのおしゃべりを楽しんでいたが、自然好きの仲間との活動に触発され、後半は毎日の自然体験に感動と発見の連続だった。
  • ● 体力に自信がない参加者は、アメリカからの参加者(アンバサダー)もコロナ以降は体力が落ちたらしく、OMSIスタッフの両国の参加者にとってムリのない計画に、体調を崩すこともなく活動に参加することができた。
  • ● 心配していた仲間内の不仲やいさかいなどはなく、年齢・性別の垣根を超え、仲間を支え、最後までプログラムを続けることができた。3週間プライバシーもなく、常に仲間と行動を共にし、お互いに不快な思いをしないように生活するには大変な努力がいること。3週間のプログラムでは自然科学を学ぶ体験だけでなく、仲間との「協働」を学ぶ大切な機会となり、参加者ひとりひとりの力になったことを確信している。
  • ● 英語力には個人差もあるが、積極的に交流する中学生に刺激を受け、アンバサダー、インストラクターと交流し、帰国後空港から向かうバスの中で英語を使う参加者もいた。
  • ● 今年もオレゴン州のポートランドから州の内陸、カリフォルニアの州境まで移動しながら①古代から続く森林地帯②太平洋沿岸の600キロに及ぶ海洋地帯③内陸の乾燥(砂漠)地帯と、OMSIインストラクターによる雄大な自然の中で、フィールドスタディ、ワークショップ、博物館見学など行った。
3. 課題と次年度に向けて
  • ● 仲間同士のいさかいや争いごとはなかったが、OMSIの進行でプログラムが遂行される中、インフォメーションされたことだけを実行すればいいと考え行動している参加者が多かった。
  • ● OMSIスタッフのインフォメーションを受け、スタッフのアシスタントをかって出よう、アンバサダーとの異文化交流のために何か新しいアイディアを出してみよう、といった「誰かのために役に立とう」とする姿勢が見られなかったことは残念だった。
  • ● 小学校時代、中学校とコロナ禍を過ごしたことに起因するのかもしれないが、次年度は準備合宿中や、オレゴンキャンプ参加者を対象に配付するニュースレター「森のたより」のなかで「誰かのために役に立つこと」を意識できるよう声かけを行いたい。
F. ラボ中国青少年交流(第55期・2026年度)
1. プログラム概要
  • ● 日程:3月25日~4月3日
  • ● 参加者:7名(女3名・男1名/テューター3名/団長1名)
2. 総評
  • ● 当初31名の参加者で実施を予定していたが、春節の時期に上海外国語大学附属外国語学校(上海外大附属校)から「新学期のスケジュールとの折り合いがつかない」という理由から受入れの辞退があり、3月に入ったら北京市月壇中学校より、「校舎建て替えの前倒しに伴う規定」から受入れ見送りの連絡が入った。2月の受入れ中止の際は、参加者に代替えプログラムを提案し、数名のキャンセルは出たものの大半が参加を予定していた。3月の月壇中学からの申し入れを受け、ラボでも一旦は交流中止を考えたが、北京で別のプログラムを用意し、テューターへの説明会を経て、結果7名での第36回中国青少年交流を実施した。
  • ● 今回のプログラムでは、上海、西安、北京の三都市を訪問し、各地で世界遺産の見学や料理・工芸づくり、科学館での最新テクノロジー(宇宙・ロボット技術)の体験など行った。また北京では、月壇中学の前校長である張文成先生との懇談や、在中国日本国大使館にて横地公使を表敬訪問するなど、残念ながらホームステイ交流は実施できながった、参加者にとって大変な刺激となり、自信につながる体験となった。
  • ● 帰国前日は全員で北京市内のホテルに宿泊し、全員で振り返りのエバリュエーションを行った。参加者からは、”参加する前は不安もあったが、実際には聞いていたことと現地で体験したことは違って、みんな親切で優しかった”、“中国のこと、何もわかっていなかった”、“もし迷ったら、やってみることが大切だ、と今回の旅で分かった”、などの感想が出て、例年のホームステイはなったが、別の学びがあったことを子どもたち自身の口から聞け、実施した意味を感じた。
3. 課題と次年度に向けて
  • ● 仲間同士のいさかいや争いごとはなかったが、OMSIの進行でプログラムが遂行される中、インフォメーションされたことだけを実行すればいいと考え行動している参加者が多かった。
  • ● OMSIスタッフのインフォメーションを受け、スタッフのアシスタントをかって出よう、アンバサダーとの異文化交流のために何か新しいアイディアを出してみよう、といった「誰かのために役に立とう」とする姿勢が見られなかったことは残念だった。
  • ● 小学校時代、中学校とコロナ禍を過ごしたことに起因するのかもしれないが、次年度は準備合宿中や、オレゴンキャンプ参加者を対象に配付するニュースレター「森のたより」のなかで「誰かのために役に立つこと」を意識できるよう声かけを行いたい。

<短期外国青少年受入れプログラム>

A. 短期日本語研修生受入れ
1. 北米日本語研修
  • プログラム概要

    ○ 日程:6月13日~7月11日

    ○ 来日者:11名(引率者1名,北米青少年10名)

    ○ 派遣団体:米国4-H

  • 所感

    ○ 引率者1名と,アメリカ4-Hの青少年10名の合計11名であった。参加者数の減少は,昨年度に引き続き,参加年齢を引き上げたことによる。しかしながら,ユースの日本語学習や交流に対する真摯な態度は,日本語教師,ホストファミリーにとって良い刺激となった。

    ○ なお,身の回りの整理整頓ができず,ホストファミリー,所属パーティのテューターには大変なご苦労をおかけしたケースがあった。

    ○ また残念ながら体調不良により,引率者が日本語研修終了後,帰国を余儀なくされた。

  • 次年度にむけて

    ○ 引率者が体調不良だったこともあり,ユースとホストファミリーの十分なフォローが困難な状況があった。体調を崩すことは仕方がないが,送り出し団体(4-H)とはこのような場合のバックアッププランを構築する必要がある。

    ○ 日本語研修については,今年も学習の定着とホストファミリーとの交流を目的に,帰宅後の宿題(課題)を出し,結果いい交流になったとのこと。来年も持続したい。

2. ラングブリッジ日本語研修
  • プログラム概要

    ○ 日程:7月13日~8月4日

    ○ 来日者:15名(引率者1名,青少年14名(米国,カナダ,ポルトガル,イタリア))

    ○ 派遣団体:LanguBridge Education Centre

  • 所感

    ○ 今年は,アメリカ,カナダを中心に,ポルトガル,イタリアからの参加があった。ユースの日本語・日本文化への興味・関心は総じて高い。しかし、未成年者である参加者がホストファミリー宅で喫煙し、喫煙発覚直後ホストファミリーは受け入れを中止、ホストファミリーの変更となった。また,事前の医療情報の開示がされず,健康状態の理由から途中帰国となったケースもあった。

  • 次年度にむけて

    ○ ラングブリッジの来日者は書類選考だけでなく,事前にラボのスタッフが面接をし,ラボの交流の主旨を説明した上で参加可否を決定している。次年度以降は,日本語研修だけでなく,「ホストファミリーとの交流」という観点を更に強調し、厳格な法令順守を認識させていく。また医療情報については,ホームドクターによる医療調査票の提出を要請することにする。なお、別途定める「ラボ国際交流受入れプログラム~トラブル発生時の対応の基本的な考え方について」をテューターと共有し、プログラムの円滑な運営の一助とする。

B. 北米青少年受入れ
1. プログラム概要
  • ● 日程:7月11日~8月7日
  • ● 来日者:26名(北米青少年24名+引率者2名)
  • ● 派遣団体:米国4-H
2. 所感
  • ● 3名中1名の引率者が健康上の理由から日本での滞在が叶わず,引率者の受入れを楽しみにされていたラボ家庭には大変心苦しく思う。
  • ● ユースの中に,健康上の特記事項が事前に知らされていたとは言え,自己管理がまったく出来ず,ホストファミリーには大変な心労をかけてしまったケースがあった。しなしながら,異文化交流には摩擦は起こりうることと,寛容にまた柔軟に対応いただいたホストファミリー,また所属パーティのテューターには感謝申し上げたい。
  • ● なお,ラボ・キャンプ実施中一部説明が十分にされず,ユースや引率者の誤解につながり,ユースや引率者の不信を招いたケースがあった。
3. 次年度にむけて
  • ● 訪問であっても受入れであっても,身の回りの管理など,自己管理できることは国際交流参加の第一前提であり,事前に医療情報の特記事項として申請があったものの,事実と乖離しているケースがあり,健康状態に関する情報が事実と齟齬がないか慎重に受入れ団体と確認を進めていく。
  • ● また,ラボキャンプに関しては,基本的な情報であっても受入れ側と送り出し側双方とで繰り返し確認し,よりよいプログラム運営のためにも無用な誤解や異文化摩擦をを避けるために,キャンプスタッフと連絡を取っていきたい。
C. 韓国青少年受入れ

韓国ラボの都合から今年の来日は中止となった。

D. 中国青少年受入れ(北京市月壇中学校)
1. プログラム概要
  • ● 日程:7月25日~7月29日
  • ● 来日者:12名(参加者11名+引率者1名)
  • ● 派遣団体:北京市月壇中学校
2. 所感
  • ● 来日したユースは,今年の3月に月壇中学でラボっ子を受入れたホストも多く,首都圏ではドッキングの受入れとなり,再開を大いに喜び友好を深めることができた。個人旅行とは異なり,学校単位で来日を希望する場合,中国政府からの規制が厳しく一団体のみを選ばなければならず,月壇中学ではラボを選んでいるとのこと。多くの交流団体,学校の中からラボが選ばれることは大変栄誉なことであり,今後もより長くこの信頼関係を築いていくことが大事だと考える。
  • ● 中国政府からの要請で,来日した教師とユースは日本文化に関するレポートを行う必要があり,その要請に応える形で,教師,ユースを受入れたテューターとラボのご家庭には博物館への訪問などアレンジにご苦労をおかけいした。感謝申し上げたい。
3. 次年度にむけて
  • ● 月壇中学の都合から,来日日程が二転三転し,受入れを希望しているご家庭には情報の徹底がされずご迷惑をおかけしたことをお詫びしたい。上記にも記載しているが,中国政府の規制の関係から,今後も急なスケジュールの変更や,要請なども考えられるが,なるべく受入れ家庭に迷惑のかからない方法で月壇中学とは調整を進めていきたい。
E. ニュージーランド青少年受入れ
1. プログラム概要
  • ● 日程:2025年12月12日~2026年1月4日
  • ● 来日者:12名(参加者11名+引率者1名)
  • ● 派遣団体:New Zealand Study Toursが提携する北島・南島の各学校
2. 所感
  • ● 今回の来日は12名とコロナ禍以降最小の人数だったため、受入れ地域を首都圏にのみ限定して行った。ラボが送り出しを行っている地域は北島のベイ・オブ・プレンティに限定されているが,今回も来日者は北島と南島のさまざまな学校から参加した。
  • ● 大きな事故や、ケガ、病気もなく交流を終えることができたが、1件、ホームステイ先やラボ・パーティ訪問中に自分勝手な行動に終始し、ホストとの良好な友情関係を築くことができなかった参加者がいた。しかしながら、ホストファミリーの寛大な対応により、最後までホームステイを完遂することができた。
3. 次年度にむけて
  • ● 上記来日者は現地でのオリエンテーションでも多くの質問をするなど、課題がある参加者との認識はなかった。今後も、ラボのホームステイ交流は観光が目的ではなく、家族、地域の人々との交流がメインであることを、送り出し団体を通じて周知をお願いし、互いの目的に齟齬が生まれないよう理解をはかっていく必要がある。
F. 中国青少年(上海外国語大学附属外国語学校)受入れ
  • ● 上海外国語大学からの実施計画承認が下りず来日中止
  • ● オフィス華林(旅行業者)の協力も得ながら、引き続き上海外国語大学附属外国語学校の日本語教師とは連絡を取り、再開にむけて準備していく。

<長期海外派遣プログラム(高校留学)>

A. 第37期高校留学(2024年~2025年)
1. プログラム概要
  • ● 米国留学 9名

    ○ Aspect Foundation (3名)

    ○ 4-H International Programs (6名)

  • ● カナダ留学 8名

    ○ Red Deer(アルバータ州) 2名

    ○ Okanagan Skaha(ブリティッシュコロンビア州) 2名

    ○ Qualicum:(ブリティッシュコロンビア州) 3名

    ○ Canadian Rockies Public Schools (アルバータ州) 1名

  • ● 6月初旬から中旬にかけて,アメリカ留学生9名がシアトルから,カナダ留学生8名がバンクーバーから、現地でのエバリュエーションミーティングを経て帰国した。
B. 第38期高校留学(2025年~2026年)
1. 出発までの準備活動
  • ● 全国留学生事前研修合宿

    ○ 5月3日(土)~5日(日)

    ○ 国立オリンピック記念青少年総合センター(OMYC)

    ○ 参加者:留学生13名,カレッジメイト5名(大学生・留学経験者・アメリカ5名),インターン2名(アメリカ人ラボ研修生),事務局Eman Landau(アメリカ人スタッフ),間島,中村)

    ○ Life in America, Life in Canada, High School Life, My presentation, Show and Tell, Case study, Panel Discussion, Get together!

  • ● 第2回オリエンテーション

    ○ 6月8日(日)オンライン:旅程,持ち物等の確認。

2. プレイスメント
  • ● アメリカ

    ○ 米国留学は国務省規定に基づき,8月末までのプレイスメント完了が義務付けられており,手続きが完了しなければ留学生の入国は認められない。

    ○ 国立オリンピック記念青少年総合センター(OMYC)

    ○ 参加者:留学生15名,カレッジメイト7名(大学生・留学経験者・アメリカ5名・カナダ2名),インターン2名(アメリカ人ラボ研修生),事務局Eman Landau(アメリカ人スタッフ),間島,杉山)

    ○ Life in America, Life in Canada, High School Life, My presentation, Show and Tell, Case study, Panel Discussion, Get together!

  • ● アメリカのプレイスメント

    ○ 4-H:5月23日~8月28日

    ■ トランプ政権が5月に突如、ビザの発行を停止した。ラボの留学生は停止措置以前に申請をしていたので、7月には発行されたが、日本の他団体は発行が間に合わず、8月1日からの研修に参加することができなかった。

    ■ 現地研修開始時に、学校とホストファミリーが決定していたのは6名中3名。中には、決まっていた学校が実は受け入れできなかったとか、学校はあるがホストファミリーが決まらなかったので、州を変えて決まったという留学生がいた。4-Hは正式に決まっていなくても、渡航は可能だった。

    ○ ASPECT:7月8日~8月27日

    ■ 例年7月には決まっていたが、2名が8月末の決定となった。

    ■ ASPECTは、正式に決まらない限り渡航を認めない。よって8月5日からの現地研修を1回延期、それでも決まらなかったので、急遽オンライン研修に変更した。

    ■ ASPECT留学生は、一人ずつの渡航となった。

  • ● カナダ

    ○ 各州内の教育委員会(School District)と直接提携をして、各教育委員会がホストファミリーと自区内の学校で配置を確定している。

  • ● カナダのプレイスメント

    ○ Red Deer:5月27日

    ○ Qualicum:3月17日、7月25日

    ○ Canadian Rockies Public Schools:7月17日

3. 到着時プログラム
  • ● 4-H

    ○ 8月1日(金)~5日(火) Holiday Inn Express, Sea-Tac Airport

    ○ アメリカ生活や授業に慣れる為のレクチャー,安全管理のための説明,地域ボランティア活動について,情報の再確認,質疑など。他国からの留学生も参加。

  • ● ASPECT

    ○ 8月18日(月)~20日(水) by Whatcom Community College(Bellingham,WA)

    ○ ESLを中心とした授業。

  • ● カナダ

    ○ 8月22日(金)~26日(火)

    ● West Vancouver Secondary School 、Delbrook Community Recreation Centre

    ● ESL講師による,カナダでの生活,カナダの文化,カナダの歴史,ホームステイでの英語,学校での英語,旅行先での英語,など

    ● ABの2名は、エアカナダのストライキにより、当初の8月20日の渡航のフライトがキャンセルとなり、22日に渡航、23日研修、24日に移動という変則的な動きになった。

    ● アメリカのビザ発給が不安定な状況となったことから、カナダへの留学に切り替える留学生が急増。例年の3倍の申請がカナダ政府に殺到し、発行が極端に遅れ、予定された渡航日に渡航ができるのかやきもきした。結果的に予定日前に発行されたが、エアカナダのストにより、アメリカ経由でカナダへ入国数というフライトの変更を余儀なくされた留学生が2名いた。

C. 第39期高校留学(2026年~2027年)
1. 募集ならびに応募状況
  • ● 7月下旬応募開始

    ○ 12名(昨年20名)

  • ● 試験

    ○ 7月:ELTiS2.0(オンライン)

    ○ 9月:ELTiS2.0(オンライン)

    ○ 10月:ELTiS2.0(オンライン)・面接試験

  • ● 内定(ELTiS2.0基準点取得者で,最終面接を受けての内定者)

    ○ アメリカ:4-H 4名,ASPECT 3名

    ○ カナダ:1名

    ○ ELTiS2.0 基準未達成者1名,キャンセル者3名,面接試験不合格者0名

  • ● 第1回オンライン・親子オリエンテーション

    ○ 2026年3月8日(日)10:00~12:00

  • ● ASPECT再試験

    ○ 2026年3月に、Application Formを提出

    ○ 記入された英文のレベルが、米国留学レベルに無いと判断→ASPECT主催でELTiSテストを受験→3名全員が不合格→2名は4-Hの試験を経て合格。1名は4-Hを受験せず、今年の留学を断念した。

E. ラボ・米国大学留学サポート・プログラム
  • ● 日時:5月25日(日)午前12時~13時
  • ● 参加:23名
  • ● 内容

    ○ (株)インターネット社(ラボ高校留学(米国)のASPECTの到着時プログラムをプロデュース)との共同事業

    ○ ASPECTのプログラムを委託している、Whatcom Community College(WCC・WA)をゲートウエイ・カレッジとし、米国の4年制大学への編入を目指すプログラム

    ○ 自由が丘産能短大を日本のゲートウエイ・カレッジとし、WCCへ入学する

<その他>

A. 受入れ団体との合同委員会
1. 米国4-Hとの合同会議
  • ● Fall Meeting(Online)

    ○ 日時:10月2日(木)午前9時~11時30分

    ○ 参加者:間島理事、杉山昭代、中村祐大、EmanLandau

    ○ プログラム:2025年夏の振り返りと26年に向けての話し合い

  • ● 『Fall Coordinators' Conference』

    ○ 日時:11月12日(水)~14日(金)

    ○ 場所:米国ワシントン州シアトル

    ○ プログラム
    ■ Conference
    ■ Welcome & General Session
    ■ Workshops
    ■ Awards Dinner
    ■ Cultural Fair

2. その他団体との合同会議
  • ● School District 67/Okanagan Skaha(AYP)

    ○ 日付:12月17日(水)

    ○ 場所:ラボ・センター会議室

    ○ 代表:Darcy Mullin(District Principal)

    ○ 内容

    ■ 2026年夏の派遣について

  • ● Contact Canada

    ○ 日付:2026年1月14日(水)

    ○ 場所:ラボ・センター会議室

    代表:Masa Nishira

    ○ 内容

    ■ 2025年夏の振り返り

    ■ 2026年夏の受入れについて

B. 機関紙「ラボの世界」の発行

6月に,機関紙「ラボの世界」夏号を,9月に秋号、12月に冬号、2026年3月に春号を発行し,青少年国際交流,異文化理解の促進,東京言語研究所の活動紹介を行った。

C. ラボ国際交流50周年記念企画「ラボっ子動画コンテスト」

「想い出部門」「楽しみ部門」「英語でひとこと部門」を募集。全国から36作品の応募があり、各部門、入賞4作品、大賞各1作品を決定した。大賞作品は11月に行われたS4-Hとの合同会議で紹介し、今後のホストファミリー募集に役立ててもらうことを確認した。

東京言語研究所事業
<理論言語学講座>

 5月12日から7月25日まで前期の講座が開講され,後期は9月29日から12月22日まで行った。後期の講座は,「言語学概論」,「生成文法Ⅰ」,「生成文法Ⅲ」,「認知言語学Ⅱ」,「認知言語学Ⅲ」,「語用論の基礎」,「意味論の基礎」,「日本語文法理論Ⅲ」,「音韻論」,「社会言語学」の講義が行われ、受講者数は197名であった。理論言語学講座の枠組内で3日間の夏期集中講義を開催しているが,2025年度は「言語類型論」,「言語心理学」を開催し,全国から64名の参加者があった。夏の講座は,平日の夜に受講が難しい方や遠方の方の参加も多くある。

<特別講座>

1. 春期講座

 4月12日(土),13日(日)の2日間,理論言語学講座の受講者オリエンテーションをかねて「日本語文法理論」,「生成文法」などの15講座が開催され,受講生数は112名だった。

2. 公開講座
  • ● 第1回公開講座

    ○ 日程:11月1日(土)

    ○ 講師:柴田元幸(東京大学名誉教授/アメリカ文学翻訳家)

    ○ 演題:翻訳なんて、本当にできるのか?

    ○ 受講者:55名

  • ● 第2回公開講座

    ○ 日程:1月10日(土)

    ○ 講師:今井むつみ(一般社団法人今井むつみ教育研究所所長/慶應義塾大学名誉教授)

    ○ 演題:子どもの言語獲得と記号接地

    ○ 受講者:54名

3. 夏期講座「教師のためのことばセミナー」
  • ● 日程:11月16日(日),30日(日),12月14日(日),1月12日(祝),25日(日)

    ● 講師:鈴木猛(東京学芸大学教授),小町将之(静岡大学教授),
    木戸康人(九州国際大学准教授),大滝宏一(中京大学准教授),
    亘理陽一(中京大学教授)

    ● 全体コーディネーター: 大津由紀雄

    ● 受講者:34名

4. 集中講義
  • ● 第1回集中講義

    ○ 日程:9月6日(土),7日(日)

    ○ 講師:大関洋平(東京大学准教授)

    ○ 演題:計算言語学

    ○ 受講者:39名

  • ● 第2回集中講義

    ○ 日程:3月14日(土),15日(日)

    ○ 講師:野矢茂樹(哲学者)

    ○ 演題:ドナルド・デイヴィドソンの言語哲学

    ○ 受講者:60名

5. リレー講義
  • ● 日程:7月26日(土),27日(日)

    ● 講師:杉崎鉱司(関西学院大学教授),奥聡(北海道大学教授),
    阿部潤(元東北学院大学教授),瀧田健介(同志社大学教授),
    佐藤陽介(津田塾大学准教授)

    ● 全体コーディネーター: 大津由紀雄

    ● 受講者:33名

以上

第52期事業概要(2025.4~2026.3)

青少年の国際交流事業
東京言語研究所